◆ トマトでヘルシー生活を
「トマトが赤くなると医者が青くなる」という西洋のことわざがありますが、トマトは栄養価が非常に高いのでトマトを食べると病気の人は回復に向かい、病気がちな人も健康になって医者がいらなくなるという例えです。
トマトにはビタミンA,B1,B2,C,Eだけでなく、鉄分,カルシウム,カリウムなどが含まれ、グルタミン酸と遊離アミノ酸はその旨味成分が料理の引き立て役となるだけでなく、大脳の活動を刺激して、ぼーっとした感じを解消してくれるそうです。
その他、クエン酸やリンゴ酸は食欲増進作用があるとして重宝されているだけでなく、胃のむかつきを抑えたり、疲労物質を取り除く働きもあるといわれています。
◆ トマトに含まれるリコピンが活性酸素を撃退
人体には通常の酸素が反応しやすくなった状態、いわゆる活性酸素が存在します。
少量の活性酸素は私たちの体内で日常的に生じますが、喫煙、飲酒、紫外線、ストレスなどが原因で大量に増え、生活習慣病の原因になる可能性があるのです。
この活性酸素によって悪さを働くのが悪玉コレストロール。
悪玉コレステロールは血液中でコレステロールを運ぶ役割をしています。悪玉コレストロールが増えすぎると動脈硬化の原因になったり、活性酸素などによって悪玉コレステロールが酸化されるといろいろな病気を招く原因になる恐れがあります。
この悪玉コレステロールが酸化するのを抑えたり、活性酸素を撃退してくれるのがトマトに多く含まれるリコピンなんです。
トマトの赤い色はリコピンという色素によるもので、赤色の濃いトマトほどリコピンが多く含まれています。リコピンは同じくトマトに含まれているビタミンCと協力して体内の不要な活性酸素を撃退してくれるのです。
リコピンはベータカロチンの仲間ですが、その抗酸化作用はベータカロチン(ニンジンなどに含まれる)の2倍、ビタミンEの100倍以上と極めて強いことが判明しているとのことです。
◆ トマトで健康美人
その他、トマトは抗酸化作用が老化予防に役立ったり、皮膚を若々しく保つ美容効果まで期待できる近年見直されている野菜のひとつです。

またトマトには、風邪の予防に効果的に働くビタミンC、脂肪の代謝を円滑にするビタミンB6、血液中の塩分を排出し高血圧予防に効果的なカリウムなどの栄養素も豊富に含まれています。
さらに、水溶性食物繊維のペクチンやアトロピン(副交感神経抑制効果がある)に似た成分が便秘を改善するほか、老廃物や有害物質を排出する働きを促進し、生活習慣病(成人病)の予防にもつながります。
このようにトマトは約15種の栄養素が含まれ、とても栄養価の高い緑黄色野菜なのです。
ただし、トマトには体を冷やす作用があるので、冷え性、虚弱体質の人、お年寄りは生でたくさん食べないようにしましょう。 |