ネパールという国

ネパールは、エベレスト(サガルマータ)を代表とするヒマラヤ山脈を有し世界の屋根として知られている国です。 エベレスト ( 8848m) をはじめとして、カンチェンジュンガ、ローツェ、ダウラギリ、その他枚挙にいとまがないほど、世界の高い山のほとんどがこの国に集まっています。 ポカラからは一年を通じて、マチャプチャレ、アンナプルナ、ダウラギリ、ラムジュンヒマール、ヒウンチュリマール等が見え楽しめます。 ネパールは登山やトレッキング愛好者の間で人気が高まっており、世界最高峰のエベレストをのぞむエベレスト街道のトレッキングルートは、オンシーズンの 10 〜 11 月ともなれば、至る所で日本語が飛び交う盛況ぶりを見せます。ネパール政府観光省の調べによれば、 1998 年にネパールを訪れた外国人観光客の総数は前年より 9.9 %増の 463,684 人。国別に見ると、最も多いのは来訪者数 143,229 人の隣国インドですが、2番目に多いのが日本となっており、米国や英国を上回る 37,386 人が訪れています。

ネパールの首都はカトマンズ。カトマンズ盆地 ( 標高 1300m) はネパールの文化及び歴史の中心地で、ヒンズーや仏教の寺院が密集しています。ネパールは世界で唯一ヒンドゥー教を国教としている国ですが、ネパールのルンビニはお釈迦様が誕生した仏教の聖地であり、ネパールは「神の住む国」と称されます。ヒンドゥー教と仏教が融合し合い、見事な調和を保っているのです。

ネパールは、人口約 2,500 万人でカトマンズ盆地の人口は、その一割の 250 万人ぐらいです。ネパールには40以上の民族が暮らし、標準語のネパール語とは別に、 70 以上の言語が話されています。 ネパールは様々な民族が、異なる言語・宗教・生活習慣・文化を持ちながら、互いに尊重・融和しあって暮らしている民族のルツボです。これはネパールが北や東からやってきたチベット・ビルマ系の人々と、南や西からやってきたインド・アーリア系の人々で構成されているからです。民族の多様さにも関わらず、ネパールには民族間・宗教間の緊張はほとんどありません。

ネパールの魅力は山だけではありません。ネパールは変化に富んだユニークな地形と標高差から、天然の自然博物館と呼ばれるほど多様な生態系を保持しています。植物はもちろん、チョウや鳥などの種類も多いのです。 ネパールの国土が地球上の陸地に占める割合は、その 0.1 %に過ぎませんが、 世界中の花の2%、世界中の鳥類の8%(848種)、地上のほ乳類の4% 、 世界で15科に分類されている蝶のうち11科(500種以上) 、 600種類もの原産植物、319種類の蘭がネパールに見られるという話から、ネパールの生態系の多様性が伺えます。


参考:ネパール王国大使館 HP http://www.nepal.co.jp/embassy.html

 

 
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